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身軽に生きるための家計の「棚卸し」ログ

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家計簿が続けられるテンプレ作成テクニック

通帳の残高を確認する女性

続かないのは書く項目が多すぎるから

市販の家計簿や多機能なアプリを使っていて、入力が面倒くさいと感じたことはありませんか。

それは、あなたの根気がないからではなく、ツール側が記入すべき情報を求めすぎているからです。

品名・店名・決済方法・ポイント付与率…これを毎日記録しても、家計改善という本来の目的にはほとんど寄与しません。

私が考える続く家計簿の定義は、思考停止で入力でき、かつ集計が全自動であることです。

今回は、ExcelやGoogleスプレッドシートを使って、私が実際に運用している佐々木式・ミニマル家計簿のテンプレート構造と、入力を楽にする技術的な工夫をご紹介します。

佐々木式自作テンプレ

私が自作したテンプレートは、極めてシンプルです。
複雑なマクロやVBAは一切使用していません。

基本構造は入力シートと集計シートの2枚構成ではなく、1枚のシートで完結させています。

視線の移動を減らし、現状をひと目で把握するためです。

項目名 入力ルールと意図
A列 日付 2/1のように入力。シリアル値で管理し、後で月別集計をしやすくする。
B列 費目 食費固定費などの大分類。プルダウンリストで選択式にする。
C列 内容 スーパー電気代などの詳細メモ。必須ではない。
D列 金額 数値のみ入力。
E列 予算残高 あらかじめ設定した月予算から、使用額を引いた残りを自動表示。

必須項目は5つだけ

見ての通り、入力が必要なのは実質日付費目金額の3点だけです。

レシートを見て、日付を入れ、費目を選び、金額を打つ。
この3ステップなら、1件あたり10秒もかかりません。

店名や商品名は、よほど高額なものでない限り、家計分析においてノイズになるため、あえて列を作りません。

シンプルさは継続の最大の武器です。

自動計算でモチベーションを維持する

このテンプレの肝は、E列の予算残高です。
簡単な数式が入っており、画面の上部に固定表示された今月の予算から、入力された金額の合計を差し引いた額が常に表示されるようにしています。

家計簿をつける最大のメリットは、あといくら使えるかを把握することです。
入力するたびに残金が減っていく様子を可視化することで、今週は少し使いすぎたから、週末は大人しくしようという抑制力が自然と働きます。

入力を秒で終わらせる2つの工夫

テンプレートを作成する際、少しの手間で劇的に使い勝手が良くなる機能があります。

Excelやスプレッドシートを使うなら、必ず設定すべき2つの機能を紹介します。

1. プルダウンリストで入力をなくす

費目の列に、食費日用品交通費といちいち文字入力するのは非効率です。

誤字脱字が生じると、後で集計する際に正しく機能しません。
Excelのデータの入力規則機能を使い、費目は必ずリストから選択するように設定してください。

マウスだけで入力が完了するため、キーボードを叩く回数を劇的に減らせます。

また、選択肢を限定することで、無駄なカテゴリが増殖するのを防ぐ効果もあります。

2. 条件付き書式で赤字を警告する

数字の羅列だけでは、直感的な判断が遅れます。
そこで条件付き書式を活用します。

例えば、E列の予算残高が0円を下回った(マイナスになった)場合に、セルの背景色が赤くなるように設定します。

あるいは、特定の費目(例えば浪費)を選択した行だけ、文字色をグレーにして目立たせるのも有効です。

視覚的に危険信号が出る仕組みを作っておくことで、家計簿を開いた瞬間に危機感を持つことができます。

運用ルールをシステムに組み込む

最後に、このテンプレートを運用するためのルール設定です。

どんなに優れたテンプレートも、開かれなければ意味がありません。

私は、入力のハードルを下げるために、このファイルをクラウドに置いています。
そのため、パソコンだけでなく、スマホからでも同じファイルにアクセスできます。

スーパーのレジ待ち時間や、電車移動の隙間時間に、スマホからスプレッドシートアプリを開き、プルダウンで費目を選んで金額を入れる。

帰宅してからPCを開いてレシートを整理する…という重たい作業をなくし、生活の動線の中に記録を組み込むことが重要です。

あなたも今週末、自分だけの10秒で終わる家計簿を作成してみてはいかがでしょうか。