Budget Clarity

身軽に生きるための家計の「棚卸し」ログ

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売れるもの一覧リストの作成術

PCとコーヒーと手帳

「行き当たりばったり」が挫折の原因

家の不用品をお金に換えようと思い立ち、とりあえず目についた服を一着メルカリに出品してみる。

しかし、写真撮影や説明文の入力に手間取り、結局その一品だけで疲れてやめてしまう…。

これは、多くの人が陥る典型的な失敗パターンです。

不用品売却を成功させるコツは、個別の作業と、全体の管理を切り分けることです。

ビジネスにおいて、在庫管理もせずに商品を売り出す店がないように、家庭の不用品処分もまずは在庫リストを作ることから始まります。

家の中に眠る資産を可視化し、淡々と換金手続きを進めるための資産棚卸しリストの作成術と、私が実際に使っている運用ルールを公開します。

売れるものを炙り出す3つの視点

リストを作る前に、家の中を一周して売れるかもしれないものを全てリビングの一箇所に集めます。

以下の3つの基準で分類しながら集めると、その後の処分スピードが格段に上がります。

1. 高単価・高需要(メルカリ・ラクマ行き)

スマホ、タブレット、ブランド品、絶版の本、未開封の家電などが該当します。
手間をかけてでも、フリマアプリで売るべきアイテムです。

市場価値が高いため、発送の手間や手数料を引いても十分な利益(時給)が見込めます。

2. 低単価・大量(買取店・リサイクルショップ行き)

ノーブランドの服、読み終わった漫画のセット、子供のおもちゃ、大型の家具などです。
一つひとつフリマアプリに出すのは、梱包ややり取りの手間を考えると赤字になりかねません。

利益よりも即座にスペースを空けることを優先し、ブックオフやセカンドストリートなどの店舗買取、あるいは宅配買取にまとめて流します。

3. ゴミ(即廃棄)

壊れた家電、汚れのひどい服、古い雑誌。
自治体のゴミ出しルールに従って即座に捨ててください。

資産価値のないものをリストに入れて管理すること自体が、時間の無駄です。

資産棚卸しリスト(実例テンプレート)

モノを集めたら、Excelやスプレッドシート、あるいはノートに一覧表を作成します。

私が推奨する項目は以下の通りです。

この表を埋めることが、家計改善プロジェクトの設計図になります。

品名
(メーカー)
目標売値 販売チャネル 期限 ステータス
iPhone 11 (64GB) 25,000円 メルカリ 2/28まで 出品中
ビジネス書 10冊 500円 ブックオフ 今週末 梱包済み
冬物コート(5年前) 3,000円 メルカリ 2/15まで
※売れなければ店舗へ
撮影済み
使わない贈答用タオル 1,000円 ラクマ 3/31まで 未着手

期限の設定が最も重要

このリストの中で、魂とも言える項目が期限(デッドライン)です。

いつか売れればいいと考えて出品した商品は、半年経っても売れ残り、結局またクローゼットの肥やしに戻ります。

2週間以内にメルカリで売れなければ、リサイクルショップに持ち込む
今月中に買い手がつかなければ捨てる

モノ一つひとつに対して出口戦略と撤退ラインをあらかじめ決めておくことで、感情に流されず機械的に処分を進めることができます。

撮影と出品は別日に行う

リストができたら、いよいよ出品作業ですが、ここで一気に全てを終わらせようとしてはいけません。

私は、作業効率を最大化するために、工程を完全に分割しています。

DAY 1:撮影と採寸の日

休日の午前中など、自然光が入る時間帯に、リストアップした商品の写真をまとめて撮影します。

同時に、サイズ(縦・横・高さ)や傷の有無を確認し、リストの備考欄やメモ帳に記録します。

この日はアプリを開かないのがコツです。
ひたすら素材集めに徹してください。

DAY 2以降:出品の日

写真はスマホの中にあります。
あとは、通勤電車の中や昼休み、就寝前の15分を使って、1日3品ずつ淡々と出品登録を行います。

リスト(設計図)があり、素材(写真)が揃っていれば、出品作業は単なるデータ入力になります。

思考停止で作業できる環境を作ることが、面倒な不用品処分を完遂させる秘訣です。

売上管理でモチベーションを維持する

リストのステータスが売却済みに変わり、実際の金額が確定した時は、必ずその成果を記録してください。
不要なコートが3,000円になった古いスマホが2万円になったという成功体験が可視化されると、脳はそれを快感として記憶します。

また、得られた収益は、生活費に消えてしまう前に、投資信託のスポット購入に充てるか、旅行用の貯金口座に移すなど、何に使ったかを明確にすることをお勧めします。

まずは今週末、家中の眠れる資産をリビングに集め、リスト化することから始めてみませんか。